商品の詳細
それぞれ1回のみ視聴し、丁重に棚に保管しておりました。リーフレット付きディスク傷なし。断捨離のため。[1]四月 / 1962年 [2]歌うつぐみがおりました / 1970年 [3]蝶採り / 1992年 [4]群盗,第七章 / 1996年 グルジアの巨匠イオセリアーニの映画には、ジャック・タチのエスプリとロバート・アルトマンの群像劇の辛辣なアイロニーが絶妙に融合したような独特の味わいがある。『四月』は、森林の伐採によって家中に家具があふれ出し、質素な若夫婦の生活が一変する様を、コミカルなサイレント映画のスタイルで描いた中編で、初々しいタッチがたまらない。『歌うつぐみがおりました』は、絶えず微笑を浮かべ、若い女性を見ると口説かずにはいられない青年の慌しい日常をスケッチしている。その神経症的で、息せき切ったような青年の軽薄そのものを絵に描いたような身振りの奥底から、やがて、深い虚無感がうっすらと立ち昇ってくるのだ。こんな得体の知れない、明るいニヒリズムを抱えた主人公は、『勝手にしやがれ』のジャン=ポール・ベルモンド以来ではないか。見終えると、不思議な虚脱感に襲われる傑作である。 イオセリアーニには高度資本主義を悪意たっぷりに諷刺した作品の系列があるが、『蝶取り』はその極北だろう。フランスの古城に住む白系ロシアの亡命貴族らしき老婦人の死をきっかけに、小さな田舎の村は、城を買い取ろうと暗躍するバブル期の日本の商社、遺産目当ての親戚たち、寄宿するハレ・クリシュナ教徒などが入り乱れ、ゆるやかに崩壊していく。旧ソ連の解体、西欧のたそがれが、ワルツのような優美な語り口で描かれ、圧倒される。そして『群盗、第七章』は、同じ役者を使い、四つの時代を自在に往還させながら、祖国グルジアの歴史を再構築した壮大な巨編だ。自由と拘束、権力とテロのメカニズムをめぐる大胆にして過激な瞑想が縦横に繰り広げられ、まるで禍々しい白日夢を見ているようだ。ここには間違いなく、もうひとりの偉大な越境者ルイス・ブニュエルの後継者がいるのである。「オタール・イオセリアーニ コレクション DVD-BOX〈4枚組〉」エマニュエル・ド・ショヴィニ / オタール・メフリシヴィリ / オタール・イオセリアーニ
カテゴリー: | 本・音楽・ゲーム>>>DVD/ブルーレイ>>>外国映画 |
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商品の状態: | 未使用に近い |
配送料の負担: | 送料込み(出品者負担) |
配送の方法: | 佐川急便/日本郵便 |
発送元の地域: | 兵庫県 |
発送までの日数: | 1~2日で発送 |
商品の説明
オタール・イオセリアーニ コレクションDVD-BOX
Amazon | オタール・イオセリアーニ コレクションDVD-BOX | 映画
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