2024新商品 希少　アルプスの花物語　エルンスト・クライドルフ／矢川澄子訳 1982年童話屋 文学/小説

アルプスの花物語[著者] エルンスト・クライドルフ／矢川澄子訳童話屋／1982年初版29×22.8cm 34ページ　ハードカバースイスの画家・絵本作家エルンスト・クライドルフの絵本です。アルプスにひっそりと咲く花の精たちの素朴な絵に、矢川澄子の訳詩が添えられています。〈クライドルフ 人と作品〉エルンスト・クライドルフは、1863年スイスのベルンに生まれました。病弱だったため、5才の時から祖父の農場に預けられました。絵を描くことが何よりも好きで、16才からは両親の住むコンスタンツで石版工の修業をつみ、さらに画家を志して、ミュンヘンの美術工学校、美術大学へとすすみます。しかし、自分の個性をなかなか見いだせず、創作に行きづまったうえ、持病の再発、兄弟の死、と不幸が続いたため、クライドルフは静養のため、バイエルンの山中を訪れました。26才から6年間にわたるこのバイエルンでの生活は、彼にとって大きな転機となりました。豊かな自然にとりかこまれて、体も回復した彼は、そこにようやく自分の描くべき世界を見つけます。虫や蝶、草花の作るミクロコスモスーそれらは、幼い時からアルプスの自然に親しみ、「どんな花も自分の顔をもっているのよ」という母の言葉を心にとめて育ったクライドルフにだけ、描ける世界でした。そして1898年、処女作「Blumenmarchen」が手作りの石版印刷で絵本となりました。その後の作品にも共通する、彼独特の植物や動物の姿は、このように自然との深いふれあいの中から生まれたものです。彼は、植物や動物をただ人間の姿に描いたわけではありません。花なら花、昆虫なら昆虫の世界を在るがままに、生命そのものの世界としてうけとめ、表現したということができるでしょう。それはまた、「子どもの独創性と、とらわれない生の感覚」にもとづいている、ともいえるのです。クライドルフは、生涯に25冊の絵本を残し、1956年93才で亡くなりました。それらの作品は、いまなお、おとな、こどもの別なく世界中の人びとに愛されています。ー編集部ー［状態］発行後40年経ってますがきれいな絵本です。本文はほぼ未使用です。外観は経年のヤケが見受けられますが、本文の紙質はもともとこういう紙のような気がします（私見ですが）。#アルプスの花物語#エルンスト・クライドルフ#矢川澄子#童話屋

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